なべて余はこともなし

昨夜、私は4キロ半のマシュマロを食べる夢を見たのだが、目を覚ましたら、枕がなかった。(トミー・クーパー)

日記

わが人生の栄光を語る

本番前の強化試合はことごとく無得点だった。相変わらず決定力不足が懸念された。だが、本田圭佑が決勝ゴールを決めた。ワールドカップ南アフリカ大会。岡田ジャパンがカメルーンとの初戦を1対0で制した。 本田って、センターフォワードをやったことがなか…

77歳、乙女の恋

手にはテレビのリモコンが握られている。 眼鏡はかけたままだ。 横たわった体は、反り返っている。 すわ、死んだのか!? 「むにゃむにゃ、おやお前、いたのかい?2時間ドラマを見てたんだけど、寝ちまったようだよ」 きわめて不自然な居眠りの体勢を目撃す…

アイスは1個だけにしてくれ!

煙草を逆さまに咥えて火をつける。昔は絶対そんなことはしなかった。40の声を聞いたあたりだったか。多分、そのへんが兆候だったのだろう。以来、何度も繰り返す。今や1箱400円以上だ。経済的な痛手は大きい。 次に驚いたのは、オリンピックだった。シ…

拳さんの拳

九月の中旬頃までセミは鳴いていたはずだ。夕されば、秋の虫が合唱に加わっていた。気がついた時にはセミの声はなかった。涼しい季節の訪れに息をついているうちに、その存在を忘れてしまう。人間とは迂闊なものだ。 数日前、テレビのCMを見て、随分痩せた…

けんちゃたろ、大いに吠える

(スチャラカ スチャラカ♪ と出囃子が流れて、けんちゃたろが登場する。) ども~ ちゃたろで~ちゅ ども~ けんちゃで~ちゅ。 ふたり あわせて ちゃたろ で~ちゅ コラァ~!僕の名前が入ってないやんか! りゃくしまちた! おかしな略し方せんといて、ほ…

私は「ゴッドファーザー」に出たくない!

お酒の失敗談はありますか? ブログのネタとして、こんなお題を頂きました。そりゃあもう掃いて捨てるほどあります。お酒、大好きですから。ただ、最近はあまり飲み歩かないようにしています。はしご酒なんかすると、ろくなこと起こりません。デジカメは二台…

古田敦也とのしばしのお別れ

「18年間ありがとう!」 球場の正面に、そんな文字を記した大きな垂れ幕が掛かっていた。やはり、本当に辞めるのか。半信半疑の思いはまだ晴れていない。古田敦也メモリアルPart2と銘打たれた6日の中日戦。久しぶりに神宮球場に行った。 18年間ありが…

仁義なき戦い 歯医者死闘篇

■ 第一章 ■ とうとう、市販薬も効かなくなった。ゆっくりと寄せては返す波のようだった痛みが、今では間断なく襲ってくる。前日は七転八倒しながら仕事をした。もはや限界だ。カップ焼きソバを食べようとしても、口を開けただけで激痛が走る。このままでは、…

37年目の追悼・・・否、力石降臨

「へへ、参ったぜ。あそこでアッパーで来るとはな」。男は潔く敗北を認めて手を差し出した。だが、快く握手に応じようとした勝者はその瞬間マットに倒れた。そして、そのまま帰らぬ人となった。 先日、「北斗の拳」のラオウとかいう人(?)の葬式があったら…

父のザ・エンド

冬の一日、讃岐うどんをすすりながら、老父が口を開いた。「この娘は黒木ヒロミと言ったかね?」。老母が答える。「違います。川島ミユキです」 テレビ画面には、犬と戯れる「川島なお美」の姿が映っている。ご相伴に預かっていた私は鼻からうどんを噴き出す…

美しき父と子の絆

■ 第一章 ■ 親父が、走っていた。 最近、1万4千円でルームランナー(自走式)を購入したのだ。 74歳、糖尿病を患っている。 運動療法は、治療の基本だ。 患者としての真摯な姿勢と取り組みには、頭が下がる。 文字通り、非の打ち所がないと言っていい。 …

たけしも五郎もフミヤも、松山千春に敗れた夜

日曜日、地元の悪友とカキ鍋を突つきながら飲む。40面下げた男が計4人。相変わらず、色気のいの字もない荒涼とした飲み会だ。 毎度のことだ。別に不満はない。適当に盛り上がり、さて2軒目はどうしようかという話になる。例によって、若干1名が「キャバ…

かたつむりの手紙

どこかのコラムかブログで、こんな記事を読んだことがある。 電車内で、50代とおぼしき男女の声が聞こえてきた。「メールは便利よ」。電子メールの話だった。思わず、耳をそばだてる。 「メールができないなんて、時代遅れよ」 「電話で済ませばいいじゃな…

聖バレンタインに呪われた彼の話

何だ、このシ~ンとした反応は。あまりにも痛ましくて、お悔やみの言葉も見つからないということか。最近は、このヘっぽこブログにも毎日70から100ぐらいのアクセスがあるというのに。 つい調子に乗って11、2センチなんて書いてしまったのがいけなか…

日本語ブームに寄せて

日本語ブームだという。テレビでも、日本語を扱ったクイズ番組が人気を集めている。 結構な話だ。ホモ・ロクエンスたる者、せめて自国語ぐらいはしっかりと使いこなしたい。とはいえ、燈台下暗し。身近にあるものほど、かえってぼんやりしていたりする。 例…

さらば夏の光よ

こんなはずはない。どう考えてもおかしい。あの時は酔っ払ってやったから入力ミスもあったかもしれない。きっとそうだ。そうに決まっている。というわけで体調を万全に整え、しらふの頭でもういちど挑戦してみたのが、「まりあ課長のオフタイム」のまりあ様…

ブログでラブレター♪

ワールドグランプリが閉幕しました。決勝ラウンドの最終日、日本は中国にストレート負けし、1勝4敗で五位に終わりました。 女子バレーもいまや身長190センチが珍しくない世界です。その体格差という圧倒的なまでの不利を前にして、日本は粘りとスピード…

神宮観戦記 謎のおっさん、現る

試合前の練習を見ながら景気づけに一杯やるのが好きだからもう少し早く来たかったなと思いながら当日券売り場の列に並んでいると、隣に背の低い、人の良さそうなおっさんが現れて、「チケットを買ってくれない?」 聞くと、奥さんの都合が悪くなったとかで、…

コロちゃんのスワンソング

もうだいぶ前の話だが、猫の最期を見取ったことがある。 十年以上生きた猫だから、老衰だったのだろう。いま振り返ると、病気だったのかとも思わないでもないが、もはや確かめる術はない。 最後の三、四日だっただろうか、何も受けつけなかった。水を飲もう…

痴漢電車 ジュニア危機一髪

■ 第一章 ■ 真理の伝道師なのか、はたまた稀代の詐欺師なのか、その実体は定かではないが、日本で五本の指に入るであろう天才ブロガーのある記事を読んで、戦慄とともに遠い日の記憶が蘇ってきた。忘却という深淵に封印されていた忌まわしいあの事件・・・時…

高齢化社会を憂う

両親が、まだ生きている。共に70を越えている。 母親は心臓を患っている。これまでに二回、救急車の世話になった。父親は内臓全般をやられている。現役の頃からの持病は悪化する一方だ。 ふたりとも、ほぼ丸一日、テレビを見ている。長生きしてくれるのは…

夢十夜

第一夜。 こんな夢を見た。 読売のユニフォームを着ていた。苦節うん十年年来のスワローズ狂を自認するこの私が、よりによって巨人軍のユニフォームを着ていた。これは捨て置けぬ。解釈しなければならない。 野球選手になった夢を見るのは分かる。それが、子…

逃走論

「サセ、サセ、サセー!」 むくつけき男たちが、まるで殺人を煽るかのような叫び声を上げる。事情も分からずにその場に紛れ込んだ人は、きっと肝を冷やすに違いない。実は、競馬場の正面スタンドや馬券売り場のモニター前でよくある光景。 「差す」とは、後…

俺に吸わせろ!

一日一箱以上、吸う。 しかし、愛煙家は近頃まことに肩身が狭い。公共施設からはまず締め出される。煙草を吸うなんて、人間失格と言われかねない勢いだ。 路上で、赤の他人にすれ違いざまに「吸うな!」と怒鳴られたことがある。野球場の最上段、周りに誰も…

選手として、選手会長として

今日で日米野球も終わり、ベースボールの季節は幕を閉じます。これから約半年間、ちょっと淋しくなります。 振り返れば、てんやわんやの一年でした。日本プロ野球存亡の危機だったと言っても、過言ではありません。その渦中で現行の十二球団・二リーグ制を守…